国
2007年 07月 30日
2年前の選挙ではあれほど騒いでいたマスコミがうって変わって
静かでしたから、盛り上がりに欠けた気がしていたのですが。
フタを開けてみたら、国民の怒り爆発といったところ。
年金・格差・増税・強行採決と続きましたから当然ですね。
少し前に、なるほどね、と思わせる文章を新聞で読みました。
政府が企業に派遣社員の枠を広げ、また減税したのは
企業が拠点を海外に移すのを防ぐためというもの。
企業が海外に行かれるよりは、国民が犠牲になっても。
そう、企業は国を捨てられるけど、国民は国を捨てられない。
こんな発想だから、今度は国民が政府を見捨てたのです。
ところで、三谷幸喜の映画「笑いの大学」をご存知ですか。
戦時中に検問官が劇団の座付き作家の台本を検閲するお話。
私の好きなシーンがあります。検問官から「お国のために」と
いう台詞を入れろと言われた喜劇作家が書き上げた台本。
「おくにのためなら死をも恐れない」と言う主人公
そこに女が登場 「あ、おくにちゃん」
国があって国民がいるのではなく、国民がいるから国が
存在するのです。国民を大切にしない政治家なんて
いらないつーの。