私のスケッチブック:山形市 Y邸
2013-02-08T15:47:25+09:00
cosyoken
建築家の日々のエッセー
Excite Blog
山形市 Y邸 完成引渡し
http://cosyoken.exblog.jp/19244077/
2013-02-08T15:42:00+09:00
2013-02-08T15:47:25+09:00
2013-02-08T15:43:59+09:00
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山形市 Y邸
うのに山形は冬本番。それでもこの寒さで桜が目覚めてくれるらし
く開花が早まりそうです。この現象を休眠打破というのを初めて知
りました。
昨日Y邸の完成引渡しがありました。一昨年の10月に問い合わせ
のメールをいただき、お会いして基本設計、実施設計と進み、昨年
の7月に工事が着工しましたので、完成まで1年5ヶ月の設計監理
期間でした。
Yさんご家族の最大のお悩みは、お子さんたちのアレルギーでした。
化学物質に敏感に反応されるため、家具屋さんには10分もいられ
ない、と初めてのメールに書かれていました。
このため設計や工事にあたっては、化学物質を使わないことを原則
にしました。10年前にシックハウス対策の法律ができてから、すべ
ての建材に規制がかけられました。厳しい検査でF☆☆☆☆に認
定された建材は安全といわれているのですが、それでもゼロではな
いらしく、建材や塗料などは一つ一つお子さんに臭いをかいでもら
い決定していきました。
これが完成したY邸のLDKです。東西南北に窓があり、光や風が
存分に入って良かった、と奥様が話してくださいました。外構工事
は雪解けを待って再開します。それが終ってから完成写真を撮らせ
ていただきます。
10日から住まわれるそうです。それにしても無事に住める家が出
来てほっとしています。吟味して新築した家でも、どこかに化学物
質が潜んでいて、住めなかった家の例もあるそうですから。
参考までに使用した建材と塗料をお教えします。
断熱材 パーフェクトバリア
床 無垢パイン材 蜜蝋ワックス
壁・天井 石膏ボード 塗装はノボクリーンとタナクリーム
木部 無垢杉 塗装はリボス
家具・建具 合板類は一切使えないため無垢の杉や松を使用
キッチン タカラスタンダード
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山形市 Y邸 壁塗り
http://cosyoken.exblog.jp/19021528/
2012-12-21T09:00:00+09:00
2012-12-21T09:09:21+09:00
2012-12-19T10:44:23+09:00
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山形市 Y邸
さにもどり小雪が舞っています。どかんと降るよりはいいのですが。
Y邸では先週の土日にかけて、ご家族たちで室内の壁塗りをされま
した。私はこれまで数軒の外壁の壁塗りをしてきましたが、今回は
打ち合わせなどが重なって、段取りのみの参加でした。
当初は室内の壁は塗装屋さんにすべてお願いすることになっていた
のですが、奥様がリビングまわりだけはやはり漆喰でしたい、とい
うことになって自らネットでタナクリームという材料を探されました。
DIYでも施工可能な一日仕上げというものです。天井など難しいと
ころはプロの左官屋さんにやってもらうことにして、自分たちでやれ
る範囲で塗ることになったのです。
ご主人と奥様それに二人の娘さんが壁塗りをしているところです。
それに近しい人が加わって総勢6人でした。最初に左官屋さんの
指導を受け、みようみまねで塗っていたのですが、次第に慣れて
きてペースが速くなりました。
次の日の朝に行ってみると8割がた終わっていました。全部で130
㎡ありますから100㎡位です。昼前には完了の連絡が入りました
ので予想以上の速さでした。
プロがやればきれいに仕上がるのですが、家族でおやりになるの
は経済的でもあるし、なにより自分たちでやったという達成感ととも
に我家に愛着がもてます。仕上げに気になるところがあれば、また
塗ればいいのです。
世界でたったひとつの家がこうして出来上がります。
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山形市 Y邸 現場打ち合わせ
http://cosyoken.exblog.jp/18829057/
2012-11-20T16:38:00+09:00
2012-11-20T16:40:21+09:00
2012-11-20T16:40:21+09:00
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山形市 Y邸
公園の落葉樹はすっかり
葉を落としてしまい、常緑
樹は雪吊りを待っています。
昼頃に撮りましたが、西か
ら厚い雲が近づいてきてい
て、明日の朝には雪を降
らせるようです。
寒さが身にしみるようになった先週の土曜日に、Y邸の現場打ち
合わせがありました。現場は大工さんの工事が終り塗装の段階
に入りました。
打ち合わせは建具と家具のことが主でした。自然素材でいく方針
ですので無垢の木を使うことになります。無垢の板を貼りあわせた
り、芯材に無垢を使い和紙を貼ったりする方法です。
合板が発明される前の昔からの工法で、職人さんの技術がまだ
すたれていないことに感謝です。
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山形市 Y邸 現場打ち合わせ
http://cosyoken.exblog.jp/18491681/
2012-09-25T11:18:00+09:00
2012-09-25T11:17:41+09:00
2012-09-25T11:17:41+09:00
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山形市 Y邸
気温が急激に下がりました。例年なら9月になれば秋風が吹き、
夏の余韻にひたりながら、秋を迎えるはずなのに。
そんな冷たい雨が降る一昨日の日曜日、Y邸の現場打ち合わせ
がありました。現場は外壁の下地が貼られ、内部は床貼りが進
んでいます。
打ち合わせは主に冷暖房のことでした。原発事故以来、暖房方
式の選択が非常に難しくなりました。
電力会社はあの日を境にオール電化のPRをしなくなりました。
原発が稼動しなければ、オール電化のメリットがないからですね。
あれだけ宣伝しながら、ぱたっと止めるなんてひどいものです。
そのため夜間電力を利用した暖房も、見直しにせまられています。
灯油のFFストーブか、暖房能力が高いエアコンか。灯油は世界
状況によって、かつてのように急騰する可能性もあるし、エアコン
も性能の良いものは高価だし、室外機がやたら増えてしまう。
ヒートポンプ式の蓄熱方式もあるのだが、夜間電力が気にかかる。
今年の気候もそうだけど、なんか翻弄させられている感じですね。
もっと穏やかに過ごせればと思うけど、それがなかなか難しい。
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山形市 Y邸 上棟式
http://cosyoken.exblog.jp/18409425/
2012-09-02T12:08:00+09:00
2012-09-02T12:08:35+09:00
2012-09-02T12:08:35+09:00
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山形市 Y邸
いますが、雨乞いの祈りも天には届かないようです。
その暑い中、先週の火曜日にY邸の上棟式が執り行われました。
祭壇は東向きなので、まともに強い西日を受けての式典でした。
棟梁達は連日の棟上げの工事で、チョコレート色の日焼けです。
毎日の大変なお仕事、本当にご苦労様です。
お謡いの後は、ご主人が足場に上がって餅と五円玉を撒きます。
金色の紙に包まれた五円玉が、陽射しにきらきらと光ります。
上棟式が終わると、いよいよ工事が本格的にはじまります。屋根
を葺くカラー鉄板の色、サッシの色、衛生器具の選択と、ひとつ
ひとつ決めて進んでいきます。
時間も労力もかかりますが、そうしないと理想の家に近づくことが
できません。Yさんご夫妻、大変ですががんばりましょう。]]>
山形市 Y邸 地鎮祭
http://cosyoken.exblog.jp/18247321/
2012-07-20T10:20:00+09:00
2012-07-21T08:50:08+09:00
2012-07-20T10:19:50+09:00
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山形市 Y邸
うで農作物が心配です。かといって集中豪雨は被害をもたらすし、
ほどほどがいいのですが。
昨日、Y邸の地鎮祭が執り行われました。朝8時からなので最初
はそれほどの暑さも感じませんでしたが、陽射しが次第に強くな
ってきました。神主さんが汗を流しながら祈願をしてくれました。
神主さんは大変だったで
しょうが、光をうけて神々し
く見えました。
神主さんの「オオ~」という
声とともに、まさに神が降
りてきたようでした。
Y邸は、天然素材と無添加の素材だけで造る健康住宅です。これ
までも無垢のフローリングや自然塗料を使い、また建具は建具屋
さんの制作でしたから、それほど難しくはないのです。まぁ昔から
の、既製品に頼らない造り方ですね。完成は11月の予定です。
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解体を待つ家
http://cosyoken.exblog.jp/18185531/
2012-07-05T09:00:00+09:00
2012-07-05T09:00:20+09:00
2012-07-04T18:25:49+09:00
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山形市 Y邸
長い歳月とともに歩んだ人の営みの軌跡があります。
その時間と空気を、写し止めたい。
写真は今を未来に遺すものです。
これは「解体を待つ家」を撮っている長岡さんの文章です。
これから工事が始まるY邸の場合、これまでお住まいだった家を
解体し、同じ敷地に新居を造られます。私の仕事はこれから造る
家の設計ですから、既存の家の解体はスタート地点であり、これ
からが本番になります。
しかし、解体される家に興味をもつ人もいます。家には風雪に耐
えて、そこで営まれる家族の生活を見守ってきた、時の記憶が刻
まれています。それが魅力なのでしょう。
友人のプロカメラマンの長岡信也さんは、仕事とは別に作品とし
てそうした「解体を待つ家」を撮っています。Y邸を紹介して、その
撮影が今週の日曜日にありました。
さすがだなと思ったのは、家の中に入ってすぐに、家族の記録を
見つけました。私はぜんぜん気がつかなかった、背くらべの柱で、
三人の子供の成長記録です。(これは私が撮りました)
長岡さんのWebサイトの「解体を待つ家」で、撮った写真を発表
されるそうです。発表されましたらここでもご紹介します。
また「解体物件の情報をお寄せください!」と募集していますの
で、記録として残されたい方は、長岡さんにご連絡を。
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