建築家の日々のエッセー


by cosyoken
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エステサロン 壁塗り

私が設計をさせていただいたエステサロンの内装工事が仕上げに入りました。

設計の打合せで、女性のオーナーさんと壁の仕上げの話になって、壁塗りを
やってみたいと話された時はちょっとびっくりしました。以前自分の部屋の
ペンキ塗りをやって楽しかったから、というのです。

なぜか私に設計の依頼をされた方々で、壁塗りを自分たちでやった人が多い
のです。室内だけでなく外壁までご家族で塗ったご家族もありました。

そして先週の日曜日の4日、エステサロンの現場にオーナーさんとお友達、
それに一昨年完成したIN邸のご主人(家中の壁塗りをすべて施主施工)
もお手伝いにきていただき、私も含めて4人で壁塗りを開始しました。

そら豆のような形のニッチのことは、また次回ご紹介します。

エステサロン 壁塗り_c0097137_16470946.jpg


















エステサロン 壁塗り_c0097137_16472488.jpg
# by cosyoken | 2025-05-07 17:15

お花見

昨日、上山城の公園で設計仲間とお花見をしてきました。
お天気も良くちょうど桜は満開で、遠くの山桜も見れて
最高な眺めでした。

コロナ禍の2020年からしていなかったので、5年の
ブランクになります。その間会わなかった人もいて、そ
れなりに年月の流れを感じます。

酒を呑みながらの会話は、とうぜん建物の話になり建て
替えられる山形市民会館 (山形市のHP)の賛否で盛り
上がりました。
私は寄木細工のようで好きではありませんが、完成した
ら考えが変わるかもしれません。完成が楽しみです。

お花見_c0097137_15362059.jpg

# by cosyoken | 2025-04-20 15:25 | つれづれに

仕事始め

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今日が仕事始めです。これは皆様への年賀状です。

仕事始め_c0097137_09102116.jpg





















これは現在、計画中の住宅のスケッチです。南側に2階建ての
建物が近接しているため、冬至の日影図で検討し、少し天井を
上げることで陽射しを室内に取り入れようと考えています。

夏は庇をつけて日射が入らないようにしますが、冬の陽射しは
無料の熱源です。床を蓄熱材にするとさらに効果的です。

太陽の熱や光、風などの自然のエネルギーを利用する設計手法
をパッシブデザインといいます。電気や灯油などの高騰が続く
今、断熱・気密・蓄熱をしっかりとして自然エネルギーを効率
よく取り入れたいと考えています。


# by cosyoken | 2025-01-07 10:25 | つれづれに

仕事納め

今日が今年の仕事納めです。おかげさまで何かと忙しい日々が続き
ました。昨年完成したIN邸の一年検査が先日ありました。この家は
気密、断熱とも優れていて、それが夏の冷房と冬の暖房で証明され
ました。家の規模:木造2階建て・延床面積183㎡(110畳)

夏は小屋裏部屋につけた18畳用のエアコンで全館冷房できました。
冬は1階につけた14畳用のエアコンで全館暖房ができています。
施主のIさんは温度計と湿度計をみながら、エアコンや換気の風量を
完璧にコントロールして快適な環境をつくっていました。脱帽です。

今年の大きな現象の一つは物価高騰です。建築資材も例外ではなく、
5・6年前の住宅の坪単価が60万円前後だったのが、いまでは
坪80万円、100万円になっています。これでは若い子育て世代
はなかなか家を建てられない状況です。

これからはローコスト住宅、狭小住宅、セルフビルド住宅などが
増えていくかもしれません。もともとこれらは日本の建築家の得意
分野でした。私も多くを手掛けています。どうしても家が欲しいと
いう方はお気軽に声をかけてください。宣伝めいてすみません。

今年も多くの人にお世話になりました。ありがとうございました。
またこのブログをご覧いただき、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
それでは、よいお年をお迎えください。

# by cosyoken | 2024-12-30 08:50 | つれづれに

子供部屋

からっとした青空が広がっています。木々の葉もようやく色づいて
きました。一昨日に電車で米沢まで行ったのですが、沿線の小学校
で運動会が行われていました。スポーツと行楽の秋ですね。

さて今回は子供部屋について。私の事務所に住宅設計を依頼される
ご家族の子供さんは、乳児から小学校低学年がほとんどです。

私は子供が小さくまた複数人いる場合は、4.5畳×人数分の広さの
ワンルームをご提案しています。できればリビング近くでオープン
な感じの方が、親の目が届きコミュニケーションが良好になります。

もう少し大きくなると家具などで仕切り、半個室のように造ります。
そして思春期になるころに半個室から個室に移行します。仕切りの
家具にパネルを取り付けるだけなので、簡単にできます。

子供の成長に合わせて、子供部屋を考えていくことが重要で、最初
から個室を与えてしまうのは問題だと考えています。
オープンから半個室そして個室へと移行することで、子供が成人に
なり巣立った後は、元に戻していけば家の有効利用につながります。

庄内町T邸の半個室の子供部屋とスタディコーナーをご紹介します。

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# by cosyoken | 2024-09-30 14:33 | 建築