山形市 T・S邸 現場打ち合わせ
2009年 06月 08日
「おぼろ月」という小説に、次のような凄い描写があります。
春の日暮れは、秋のようにすとんとひっくり返ったように夜に変わる
ことはない。そこまで来ている夜と、しばらくはじゃれ合いながら、
ためらいがちに姿を消して行く。
さて、先週の木曜日にT・S邸の現場打ち合わせがありました。
外部の足場がはずされ、外観が姿を現しました。

3階がリビング・ダイニングキッチンになっていて、せり出す形に
なっています。軽く見せたいという思いもあって、3階は白、1・2
階は薄茶色の外壁になっています。
打ち合わせはフローリングや造作家具など、仕上げに関する
ことです。ここ数年で仕上げの材料は驚くほど進歩しています。
いまやあらゆる表現が可能な時代になってきました。選択の幅
がひろがってきたのは、いいことには違いないのですが、迷う
こともますます多くなりましたね。進歩もほどほどにしてもらい
たいものです。