夏らしい陽射しがないままに、花笠まつりが終わり立秋が過ぎ
ました。このまま秋になるとすれば、少し寂しい気がします。
先週の水曜日にT邸の棟上げがありました。工場で加工された
木材が届くと、多くの職人さんの手であっというまに全貌が現れ
るのですから凄いものです。
外観と2階の内観です。雪おろしのいらない家、というご希望
でした。そこで急勾配の屋根になり、その木組みを見せる室内
になりました。古来の民家の現代版ですね。
骨太の登り梁は存在感を示し、空間に力強さを与えています。
私は高価な素材や装飾で飾るより、空間そのものを魅力的に
したいと考えています。そのほうが長く愛されていくと思うから
です。完成が楽しみです。