小窓
2010年 05月 10日
が目に鮮やかです。山々を見ると産毛のようなふわっとした感じ
で若葉が萌えています。いい季節になりました。
今回は小窓について書いてみます。私の設計では窓を大切に
しています。室内から見える風景を切り取るための窓、光を取り
入れるための窓、風が通り抜けるための窓。それらを必要な所
に合わせて選択していきます。
ロフトや高い所には光の帯や移動する様子を見せたくて、小窓
を多く使ったりしています。夕暮れの紅の光が射し込んで室内
を染めるのもいいものです。
室内での光を考えてのことですが、これが夜になると小窓から
の灯りが外から、とても綺麗に見えるのです。下の写真は夜景
が美しいと評判になっているらしい、天童市M邸です。

家に灯りがついて、家族の生活が営まれている。そしてその灯
りが外を行きかう人にも美しいと感じてもらえる。これってとても
うれしいことなのです。