希望
2011年 04月 07日
しく街を歩くのを、ほほえましく見ていたものです。
今年は、その希望という言葉が、重く厳粛に響きます。大震災の
被害にあわれ家も家族も仕事もすべてを失った人たちが、希望
だけを失わずに立ち上がろうとしているのを見るからです。
壊滅状態の被災地で「かならず復興してみせる」「二年待ってく
れ、またうまい牡蠣を食わせるから」。これらの言葉に私はただ
うなずくしかありません。
被災者の人たちの希望をささえようと、世界中から支援の手が
さしのべられています。また多くの人たちがメッセージをつたえ
ようとしています。
kizuna311渡辺謙「雨ニモマケズ」朗読
たんたんと読まれる詩の、なんと力強いことか。宮沢賢治の
「雨ニモマケズ」の精神が、新しくよみがえる不思議。
一滴のしずくのように沁みこむ言葉は、311以前には何の役
にもたたないと思われていたかもしれません。でも今は違う。
みんなの絆が、信じられる気がするのです。