建築家の日々のエッセー


by cosyoken
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耐震

耐震_c0097137_936478.jpg山形でもようやく梅が咲き 
始めました。桜前線も近づ
いてきています。
「自粛の自粛」を新聞でみ
た時、ちょっと笑えました。
やっぱり花見はしなくっちゃ
経済まで落ち込みます。


今回の大震災で被害をうけた木造家屋は、地震よりも津波でした。
映像をみると震度6でも街並みは普通だったのに、巨大津波で根
こそぎ流されてしまいました。津波にはまったく無力でしたが地震
には耐えられたようです。

日本は地震国ですから、これまでの地震の経験から何度も基準
が見直されてきました。阪神・淡路大震災でも、昭和56年以前の
基準で建てられた家屋に大きな被害が集中していました。その後
の平成12年にも基準法が改正されましたので、現行の基準で建
てられる木造住宅はまず安全だといえるでしょう。

東北の被災地ではなく関東での被害の多くは地中の液状化でした。
地中の水と砂がヨーグルト状になり建物が傾いてしまったのです。
これも平成21年から施行された瑕疵担保保険では、地盤調査で
地盤が軟弱なら、杭や土中改良をしてから建てることが義務にな
りました。これで、よほどの沈下がないかぎり安全だといえます。

心配なのは昭和56年以前に建てられた木造家屋です。早めに
耐震診断をして、自宅の強度を調べる必要があります。県や市で
そのための補助などもしているようです。ぜひ活用してください。
by cosyoken | 2011-04-14 10:57 | 建築