宿場町・大内宿
2011年 05月 10日

爽やかな風が若葉をゆらして
います。今朝の公園でのスナ
ップです。八重桜がまだ咲い
ていて、紫陽花が葉を広げ始
めている素敵な光景です。
ゴールデンウィークは特に計画もしていなかったのですが、5日の朝
のあまりにも行楽日和の青空に、気がせくというか落ち着いてはいら
れない気分になり、急きょドライブに妻と出かけました。
行き先は以前から行きたかった福島の大内宿。米沢から喜多方に
ぬける山道は、産毛のような若葉の山々のあちこちに山桜が点々と
咲いていて、山あいの清流はきらきらと光をかえし、まさに早春。
三時間半の道中をへて、ようやく着いた大内宿。江戸時代の宿場町
そのままで、ふくよかな曲線の茅葺屋根が連続する町並みは、大ら
かな優しさを感じさせてくれました。
そのほとんどがみやげ店で、せんべいを焼いて出しているお店では
「大内宿せんべい」とある袋入りをおばちゃんが箱から取り出してい
るのですが、その箱には山形県東根市某製菓会社と印刷してあって、
これもまた大らかな感じがしてちょっと笑えました。
時の流れに置き去りにされたから、失わずにいられたのどかな風情。
古き良き時代と同じ空気につつまれた町。ちょっとしたいい旅でした。

by cosyoken
| 2011-05-10 15:20
| つれづれに