建築家の日々のエッセー


by cosyoken
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建築家のイメージ

一般の人たちがもつ建築家のイメージが、私たちの実態とかけ離れて
いると感じることが多いので、今回はそんなことを。

・建築家は普通の個人の家なんか設計するのだろうか
・建築家はお金持ちの家しか設計しないのでは
・建築家は自分達の意見など聞いてくれるのだろうか

こうした疑問はずいぶん前から聞いていたのですが、ここ数年来テレビ
の渡辺篤史の「建もの探訪」や所ジョージの「劇的ビフォーアフター」で、
建築家という存在が身近になったのでは、と思っていたところでした。

ところが先日お会いした人から、同様の疑問の声をお聞きし、また周り
の人たちも同じだと思う、とお聞きしどうやらあまり変わってないなと。

建築家は昔から個人の家を手がけてきましたし、特に都市部では極小
住宅とかローコスト住宅を得意にする建築家が多いのです。あの安藤
忠雄さんのデビュー作はまさしくそれで17坪の敷地に延坪19.6坪の
個人住宅です。私も「1000万円の家づくり」で雑誌に紹介されました。

また建築家は自説を押し付けたりと施主の意見を聞かない、とのイメー
ジは一部の有名な建築家や、テレビドラマの生意気な建築家像による
ものです。個人住宅を主に設計している人では、まずいません。
私たちは真摯に意向を受け、誠実に設計をしています。

ことに私に依頼される方は、実績紹介の作風のあまりのバラバラさに、
施主の意向を尊重している結果だと、うれしい評価をされたりします。

建築家のイメージにとらわれないで、気楽に声をかけてください。長年
にわたりあたためてきた夢とその思いを、できるだけ大切にしながら
素敵な形で実現してみせます。
by cosyoken | 2011-06-09 15:50 | 建築