建築家の日々のエッセー


by cosyoken
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普遍性

先月末に東京に行ってきました。今回はそんなことを。

父の介護に行ったのですが、東京は暖かく南に面する
部屋は夜でも暖房がいらないのです。本当に羨ましい。

介護といっても朝と夜の食事の世話などで、日中は仕事
です。合い間にある展示会に行ってきました。

それは表参道のギャラリーで催されていた「倉俣史朗展」
です。倉俣は56歳で亡くなりましたが、世界的に有名な
デザイナーでした。店舗設計や家具造形をしていました。

倉俣が追求していたのは「夢心地」です。空間も家具も
不思議な浮遊感や透明感があります。

普遍性_c0097137_15215310.jpg
これはアクリル樹脂のなかに薔薇の造花を浮かしているイスです。なんて幻想的なのだろう。別の作品では鳥の羽を樹脂のなかに浮かしたイスもあります。薔薇や羽がふわりと落ちていく、その一瞬を永遠に閉じ込めたようです。1988年の作ですが、この革新的な美しさは色あせることなく輝いていました。



あらゆるジャンルで、時代を超えて愛されつづけるものを
普遍性を勝ち得た、といいます。私もそんなものを造りたい。
by cosyoken | 2007-12-07 16:16 | 建築