私のスケッチブック:寒河江市 きもの大長 O邸
2024-02-17T15:45:10+09:00
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建築家の日々のエッセー
Excite Blog
寒河江市 きもの大長 O邸 夜景
http://cosyoken.exblog.jp/17868675/
2012-04-24T10:30:00+09:00
2024-02-17T15:38:16+09:00
2012-04-24T10:32:33+09:00
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寒河江市 きもの大長 O邸
ようやく桜が咲き始めました。
桜だけではなく梅もこぶしも
いっせいに咲く東北の春は、
躍動感にあふれています。
生きとし生きるものが、生命
を謳歌するこの季節、私は
一番好きですね。
一昨日、打ち合わせの帰りに久しぶりに寒河江の「きもの大長」さん
によって、夜景の写真を撮らせていただきました。夜景もきれいだと
聞いていたのですが、なかなか行く機会がなく、この日はじめて夜景
を見たのです。
ショーウインドのディスプレイとライトアップされた坪庭が、とてもきれい
でした。Oさんが選んだ壁付けの看板も、いい雰囲気をだしています。
Oさんのブログによせられたコメントを思い出しました。
「夜のライトアップされたモノクロのしっとりとした佇まいは
(特に雨に濡れた時)・・・いつも心を和ませてくれています」
その夜景をご紹介します。
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寒河江市 きもの大長 O邸 半年検査
http://cosyoken.exblog.jp/16503724/
2011-06-22T16:50:00+09:00
2024-02-17T15:38:51+09:00
2011-06-22T16:47:44+09:00
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寒河江市 きもの大長 O邸
季節の移り変わりに、自然に包まれて生きていることを実感します。
一昨日にO邸の半年検査がありました。無垢の木を使っているので
暖房による収縮は避けられず、塗装のひびなどを補修します。一年
を過ぎると、あとはもう手がかかりません。
検査の合間に、Oさんのブログによせられたコメントのことをお聞き
しました。新築したO邸と店舗のご感想です。とても嬉しい内容なの
で、承諾していただきここで一部をご紹介します。
寒河江市内の中心街に 昔のお蔵を現代風に見事に再生(中略)
日中はもちろんですが 夜のライトアップされた
モノクロのしっとりとした佇まいは(特に雨に濡れた時)
性急な進行で次々と無味乾燥な建物へと建て替えられて行く
区画整理の街並の中にあって ふと街中に安らぎを感じさせて
くれる 唯一の清涼剤のように いつも心を和ませてくれています
道行く人が、このように見てくれているとは、設計者冥利につきます。
完成時の写真は雪におおわれていたので、あらためて外部の写真
を撮りました。坪庭の竹も根付いたようです。ご覧ください。
「涼布展」のお知らせです。
Oさんの店舗「きもの大長」さんで涼を感じさせるものを染め、また
蒐集されたものの展示会が開かれます。
6月24日(金)~28日(火) 10時~6時半
店舗内と住居内にあるお茶室での展示だそうです。
この機会にぜひお立ち寄りください。]]>
寒河江市 きもの大長 O邸 完成写真
http://cosyoken.exblog.jp/15863154/
2011-02-03T18:08:00+09:00
2024-02-17T15:39:33+09:00
2011-02-03T18:10:48+09:00
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寒河江市 きもの大長 O邸
このまま春になってほしいと願うのですが、まだ2月ですからね。
今回はO邸の住居の完成写真をお見せします。HPの実績一覧に
「お蔵の呉服店とそれに調和した住まい」とタイトルをつけ、お客様
をもてなす心遣いを建物全体で表現しました、とご紹介しています。
店舗は白と茶のモノトーンで仕上げ、住居は木肌を表した数寄屋
風に仕上げています。
呉服店の店舗「きもの大長」さんのブログに私の事務所が紹介され
ていましたので、HPのコラムに引用させていただき更新しました。
よろしければあわせてご覧ください。
主玄関です。右に和室が三部屋並んでいます。左はプライベートのLDKです。天井にはサツマヨシベニヤを用いています。自然な素材感で白木とよく合っています。
奥から8帖の茶室、4帖の水屋、6帖の仏間です。欄間のデザインはOさんのご主人です。全体的に調和がとれて素敵です。
上は扉を開けると水屋が現れる仕掛けです。
左は本格的な茶室です。お茶会や呉服の展示にも活用されるそうです。床柱は檜錆丸太、床框はカシュー塗りです。
リビング・ダイニング・キッチンです。正面の窓の外に見えるのは、お蔵の外壁との間に造った坪庭です。造園が完了し今では孟宗竹が植えられています。
キッチンを見ています。天井は2階の梁を表し間接照明になっています。左のドアの上は引き戸になっていて風が通ります。光や風を感じる住まいは気持ちが良いものです。
階段は視覚的な動きがあるのでデザインに力を入れてしまいます。ここでは木の柱に鉄のプレートをボルトで接合し持ち出し階段にしています。
1階廊下の突き当たりにお蔵の店舗への出入り口があります。この引き戸もOさんのデザインです。お蔵の内部は前回のブログをご覧ください。
O邸は店舗も併用になっていますので、かなり大きな面積になりました。現場打ち合わせは猛暑の8月から雪の降る12月まで続きました。現場で働く大工さんはじめ多くの職人さんも大変だったと思います。そのかいあって、Oさんはブログに「私が思う以上の素晴らしい空間ができました」と書かれました。嬉しいですね。上棟式の時に私が「施主に喜んでもらえる家をみんなで造ろう」と話したのが、現実になったのですから。]]>
寒河江市 きもの大長 O邸 店舗新装開店
http://cosyoken.exblog.jp/15818812/
2011-01-25T17:50:00+09:00
2024-02-17T15:40:03+09:00
2011-01-25T17:49:51+09:00
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寒河江市 きもの大長 O邸
蔵を改修して立派な店舗に生まれ変わりました。2月1日(火)
までお披露目展(併催・小物展)が開催されています。
ぜひお立ち寄りください。場所は 寒河江市本町3-11-6
大長さんのホームページは「きもの大長」をクリックしてください。
外観です。長い庇が店舗と住居を結んでいます。中間にアプローチがあり左が店舗の入り口になります。
庇をくぐると正面に坪庭があります。竹で組んだ犬矢来と植栽された孟宗竹が風情を醸しだしています。左の玄関はOさんのご主人がデザインされました。
お店の内部です。既存の床を撤去して床を下げ、2階の床の一部をはずし吹抜けを造り、既存の大きな梁や柱をそのまま表しています。空間のボリュームと年月を経た古材の味わいがマッチして、いい雰囲気になっています。
左の階段は私が設計して、顔も歌声も大川栄策さんそっくりの大工さんが苦労して造り上げました。
右側には、はずした2階の床板を再利用して棚を造り、店主のOさんが自ら染めたオリジナル商品や、器や箸置きなどの小物が展示されていました。
奥から見た店舗です。お蔵の土間を磁器タイル貼りにしたことで、モダンな感じに仕上がっています。また吹抜けの上の窓からの光が室内に彩をそえています。
お蔵の改修は初めての経験でしたが、歴史を感じさせる古材の
味わいを生かし、現代の要素を加える作業は楽しいものでした。
こうした機会を与えてくれたOさんご夫妻に感謝しています。
新装開店おめでとうございます。
お店のますますのご繁盛を心よりお祈りいたします。
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寒河江市 きもの大長 O邸 完成引渡し
http://cosyoken.exblog.jp/15629240/
2010-12-18T17:05:00+09:00
2024-02-17T15:40:42+09:00
2010-12-18T17:06:56+09:00
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寒河江市 きもの大長 O邸
来週の22日は冬至です。冬至が過ぎると日が長くなり、気持ちが
なんとなく楽になります。
今週の火曜日にO邸の完成引渡しがありました。店舗の改修は
もう少しかかるのですが、住居の方は完成しましたので、引渡し
の書面のやりとりが、この和室で行われました。なかなか立派な
和室です。ここでお茶会などが催されます。
昨年の4月にお問い合わせのメールをいただき、何回かのメール
のやり取りの後の5月に初めてお会いしました。道路拡張にかかる
こと、呉服店の店舗併用住居であること、お茶会のできる和室など
をご要望としてお聞きして、プランがスタートしました。
店舗と住居の間に中庭を造るプランをご提案した後、Oご夫妻が
水周りを検討され、浴室などを1階にした最終プランができました。
それから実施設計、まちづくり協定の審査会などを経て、ようやく
着工したのが今年の6月です。完成まで1年9ヶ月の月日でした。
この間、Oご夫妻は熱心に取り組まれ、また木製建具や欄間など
をご自分たちでデザインされました。染物などのデザインをして
いらっしゃるので、慣れているのでしょう、実に決まっていました。
年内には店舗も完成し、年明けに店舗のリニューアルオープンを
される予定です。その頃に店舗と共に完成写真をお見せします。]]>
寒河江市 きもの大長 O邸 現場打ち合わせ
http://cosyoken.exblog.jp/15563439/
2010-12-05T12:05:00+09:00
2024-02-17T15:41:14+09:00
2010-12-05T12:04:54+09:00
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寒河江市 きもの大長 O邸
昨日、寒河江市に向かう途中に
虹を見つけました。虹の輪の中
に、遠くの山々の頂きの白く積
もる雪が見えました。
もうすぐ里も白くおおわれるので
しょう。雪囲い等の冬への準備
が進んでいます。
O邸では外の足場がはずされ、外観が現れました。既存の蔵も塗
り直され、新築のようです。2つの建物をアプローチの庇でつない
でいます。外構が終わるともっとすっきりと見えるはずです。
和風の伝統建築の流れにそった外観です。これは呉服屋さんの
店舗併用住宅ということが主ではあるのですが、この地区は道路
拡張にともない、魅力ある街並みをめざし協定を結んでいて、建物
の形態や色彩などに規定があるからです。流鏑馬(やぶさめ)通り
まちづくり協定です。
寒河江八幡宮の流鏑馬は800年の歴史があり、その歴史を継続
しようとするまちづくりで、実際この通りにはいくつもの蔵が点在し、
O邸のように蔵を再生する動きが活発です。
郊外型店舗全盛で、味気ない街並みが増殖していくなかで、この
ようなまちづくりに参加できたことは、光栄ですし嬉しいですね。]]>
寒河江市 きもの大長 O邸 現場打ち合わせ
http://cosyoken.exblog.jp/15458789/
2010-11-15T12:25:00+09:00
2024-02-17T15:41:58+09:00
2010-11-15T12:26:31+09:00
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寒河江市 きもの大長 O邸
ブログのみの更新という状況でしたが、スタッフの驚異的な努力で
自力によるホームページが完成しました。文章・写真とも充実した
内容になっていますので、よろしければご覧ください。
先週の土曜日にO邸の現場打ち合わせに行ってきました。現場は
大工さん工事がほぼ終り、塗装や外構工事に移ります。
打ち合わせも先週は朝から夜までかかりましたが、今回は午前中
だけで済みました。完成まであと少しです。
これはお茶室にも使われる和室です。先週の打ち合わせで位置
などを決めた床柱が、見事に納まっていました。材種は吉野産の
檜錆丸太です。これは山で皮を剥ぎ、そのまま山で寝かせてサビ
(天然カビ)をつけ、それを磨き上げロウで仕上げています。
奥に見えるのは既存のお蔵です。倉庫として使われていましたが
改修して店舗になります。]]>
寒河江市 きもの大長 O邸 現場打ち合わせ
http://cosyoken.exblog.jp/15270391/
2010-10-11T12:20:00+09:00
2024-02-17T15:42:33+09:00
2010-10-11T12:20:35+09:00
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寒河江市 きもの大長 O邸
枯葉が風に舞い、路上を染めて
いきます。色鮮やかなジュウタン
のようになってカサカサと音をた
てて歩く日も近いようです。秋は
色づかいが豊かですが、そこに
少しのうれいを感じます。
先週の木曜日にO邸の現場打ち合わせに行ってきました。現場は
内装の下地のボード貼りが進んでいました。これは2階です。
打ち合わせは塗装の色や建具の検討に入りました。建具は玄関
や室内のドアや引き戸それに襖などです。既製品を使う時もあり
ますが、特注で建具屋さんに造ってもらう方が多いです。
実施図面の建具表で、姿図や材料の種類それに取っ手の品番を
書きますが、これは見積もり用で、建具屋さんに発注する前に、
施主の方にデザインも含めて検討していただきます。違うデザイン
をご希望の時は、いくつかのパターンを書いて見ていただきます。
こうして一つ一つ実現していきます。]]>
寒河江市 きもの大長 O邸 現場打ち合わせ
http://cosyoken.exblog.jp/15076753/
2010-09-06T15:35:00+09:00
2024-02-17T15:43:12+09:00
2010-09-06T15:37:40+09:00
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寒河江市 きもの大長 O邸
しています。ふと流れているメロディに耳を傾けると、25年程前
に聞いていたあるフォークソングの原曲だったことが分りました。
なつかしく当時を思い出し、家に帰り久しぶりにギターをとって
その曲を歌ってみました。実は私、ギターをもってコンサートに
も出たことがあるのです。また始めようかと思ったりして。
先週の木曜日にO邸の現場打ち合わせがありました。そろそろ
電気や設備の配線や配管が始まるので、それらの位置を決め
なければなりません。
これは店舗と自宅前に設けられた庇です。連続して立つ柱と垂木
それに板張りの軒天井がきれいです。呉服屋さんなので、和風の
造りです。内部には茶室もあって、この日は床柱の実物をもって
きてもらい、大きさや仕上げなどを検討しました。
これまで和風の設計は少ないのですが、和風とくに茶室は卒論
のテーマにもしましたし、京都では多くの茶室を見学してきました。
また十数年前には藪内流の先生について習ったこともあります。
今ではすっかり忘れてしまい、覚えているのは夜咄(よばなし)の
茶事が楽しかったこと。お濃茶と日本酒が、実に合うのです。
O邸の茶室が完成したら、Oさんお願いします、夜咄の茶事。]]>
寒河江市 きもの大長 O邸 上棟式
http://cosyoken.exblog.jp/14963909/
2010-08-17T11:15:00+09:00
2024-02-17T15:43:48+09:00
2010-08-17T11:13:51+09:00
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寒河江市 きもの大長 O邸
しました。時代小説を読み、人情味あふれる物語に浸り、家人の
お許しを得て、昼からビール片手で高校野球の観戦です。
江戸情緒や球児のひたむきな姿に、酒とともに酔いしれました。
お盆の前の11日にO邸の上棟式が執り行われました。午後から
の突然の豪雨に心配しましたが、夕刻にはそれも止み、曇り空
の下、五色の旗が風にたなびいていました。
祭壇に海の幸、山の幸そして大工さんの板図がそなえられ、四
隅に餅がおかれ、棟梁のもと工事関係者全員の謡が建ちあがっ
たばかりの木組みにひびきわたります。
この後は場所を宴会場に移動して、なおらいをしていただきま
した。ご親戚やご近所の方も来られ30名近くの盛大な宴会で
した。施主の挨拶の後に設計者の挨拶というのがあって、それ
がかなり苦手なのですが、しどろもどろながら「施主に喜んで
もらえる家をみんなで造ろう」と話しました。私の後に建設会社
の社長の慣れた挨拶があって、そのなかでも「喜んでもらえる
家づくり」の話がありました。
「いい家を造ってもらいたい」という施主の思いと、「施主に喜
んでもらえる家を造ろう」という工事関係者が思いが、直接結
び合うこうした祝宴も、なかなかいいものだと思ったのでした。]]>
寒河江市 きもの大長 O邸 配筋検査
http://cosyoken.exblog.jp/14804708/
2010-07-20T11:30:00+09:00
2024-02-17T15:44:34+09:00
2010-07-20T11:30:04+09:00
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寒河江市 きもの大長 O邸
この花の名前が立葵(タチアオイ)だと知
ったのはごく最近のことです。梅雨時から
夏にかけて咲くこの花を見ると、子供の頃
故郷で川遊びをしていたことを思い出しま
す。青草の匂い、きらきらと光る水面。
小学校にプールができる前のことでした。
先週の水曜日にO邸の配筋検査に行ってきました。床暖房をする
ので鉄筋の上にスラブヒーターが設置されています。
暖房方法はいろいろなタイプがあります。オール電化では夜間
電力を利用して熱を蓄え日中放熱するタイプと、ヒートポンプで
温水をつくりパネルヒーターで放熱するタイプがあります。前者
でも土間コンクリートに蓄熱する床暖房と、室内に蓄熱暖房器を
置くものに分かれます。どれを選択するかは暖房器の形、効果
それに設置費用と想定される電気代の資料をお見せして検討し
ていただきます。O邸では1階が床暖房、2階が蓄熱暖房器です。]]>
寒河江市 きもの大長 O邸 地鎮祭
http://cosyoken.exblog.jp/14583548/
2010-06-14T09:15:00+09:00
2024-02-17T15:45:10+09:00
2010-06-14T09:14:20+09:00
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寒河江市 きもの大長 O邸
植物もそうでしょうが、人間もほっと一息つける感じです。
先週の木曜日に寒河江市でO邸の地鎮祭が執り行われました。
実施設計が終わり、数社の工事業者さんから見積もりをもらい
思いがけず低価格で工事金額が決まり、この日に至ったのです。
業者さんには悪いのですが、不景気が逆に建主さんにとっては
良い結果になったようです。案外、今が建て時かもしれません。
O邸は店舗兼住宅です。
この既存の土蔵を店舗
として利用して、囲むよ
うに店舗と住宅を建設
します。
土蔵の改修もあるのです
が年内完成の予定です。 ]]>
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